こんばんは、ちちろー(@chichiro511)です。
僕は借金750万円で個人再生をしました。借金750万円を体験した状態での借金300万円というのは自力返済が可能な範囲ではないのか?と僕なり思い、もし借金300万を抱えた状態ならどうやって返済をするか?を記事にしてみました。
個人再生して思うこと~借金300万円なら自力返済できる!~ - 個人再生~借金700万円越えからの復活計画。
僕はその2倍の借金を抱えていましたが、支払い遅延は一度も起こさずに返済を続けていました。それは気持ちの中に法的手段を使って返済を減らす方法に抵抗と負い目、クレジットカードが作れないなどのデメリットが自力返済を続けるよりも大変だと思ったからでした。
そう思っていた僕が、どのように考えて個人再生という法的手段を選択したのかをブログにまとめました。借金が多くなって首が回らなくなってきた人やこれから法的手段をするなら自分はどっちを選択したほうがよいかな?など人には話せない借金という問題を解決できたら嬉しいです!
- 法的手段を使うことに踏ん切りつかない人
- 自力返済か債務整理か悩んでいる人
- これから資料を作成と集める人
- 個人再生を考えている人
倫理的には完済したほうが良いことは分かっているから副業などをしながらなんとか返済を続けていたけど、個人再生をしようと決断できたのは750万円の利息を含めた完済金額と期間を計算して分かったからでした。
それじゃ具体的にどんなことをやってきたのか見ていきましょ!
- 借金720万円の完済は月15万円で約6年
- 6年かけて完済したときの利息は310万円
- 利息金額と期間で自力返済するかを決める
- 家計を見直して1年で200万貯金を達成!
借金750万円の利息と返済期間
借金750万円は個人再生をしたときに確定した金額で、弁護士さんん依頼したときの金額から30万ほど差異がありました。なので今回は僕が弁護士さんに相談したときの借金総額と返済状況をもとにいろいろ計算していきたいと思います!
- 借り入れ総額:720万円
- 7社の平均利息:13.18%
- 返済可能金額:15万円
(通常支払と繰上げの含め)
※正確には8社ですが1社は1000円未満のため割愛
なんでそんなに借金してたの?って人はコチラの記事を見てもらえると嬉しいです。
32歳 借金750万を作り上げるまでの生い立ち~MLM ドはまり編~ - 個人再生~借金700万円越えからの復活計画。
返済期間と利息計算は3つの関数でOK!
複雑そうに見えますが実はそこまで難しくありません。目先の返済に追われて計算をしないことが多いけど、借金が多い人ほど計算したほうがよいです。
借金を抱えながら生活するときに”いつまで返済を続けるのか?”そして完済したときの年齢が何歳なのか?僕のように独身でいずれは結婚をしたいと思った時に、完済後が何歳になるのか?そこから婚活をしたときに需要のある年齢なのか?この辺りを含めて考える必要があります。
ここで大事なので計算結果が債務整理や個人再生などの法的手段を行ったときのデメリットよりも自力返済の苦しさが勝るか?これを具体的な数字に出して考えるということです。
借金720万円の場合
僕の場合で説明すると・・・
借金総額と借入会社の平均利息と返済金額を入力してエクセル関数を入れるだけで完済までの期間が算出できます。数式を読むの難しい!って方ははこの数式に数字を打ってみてください。
ROUNDUP(NPER(13.18%/12,-150,000,7,200,000),0)
数字が打たれている箇所を自分が算出された数字を入れてみてください。
それで算出された期間がコチラになります!!
69ヶ月を12ヶ月で割って年単位に変換すると・・
5年9ヶ月!
単純計算丸6年、僕が弁護士さんに依頼をしたときの年齢が31歳なので、この計算通り返済しても37歳になるということが分かりました。その時の客観的にみた僕のステータスは・・
このステータスで婚活をした場合、”事故物件”と呼ばれる可能性が高いです。一人で暮らすには困ることはないけど需要はないので自力で努力する必要があると思うけど、37歳で職場以外で自然な出会いを求めて出会えるのか?本当に疑問でした。マッチングアプリでも37歳、年収2000万円とかなら戦えるかもしれないけどほぼ詰みです(。-`ω-)
かなり長期間の借金返済が確定し、苦しい展開が計算から分かったけど返済期間中にどれくらいの利息を払っているのか?これも気になっていたのでもう一つのエクセル関数で完済までにかかる利息を計算してみました。
借金720万を完済したときの利息
目を逸らしたくなるほどの衝撃の数字でした....
エクセル関数はCUMIPMT関数を使いました。
分かりにくいので抽出している数字を僕のケースにしてみました。
=CUMIPMT(13.8%/12,69,720万,1,69,0)
これで算出された金額が・・・
なんと・・・・
3,100,000円!!
複雑に計算する必要はなく”副業で稼いで繰上げ返済すればいい”って思っていたところをさすがにこれは法的手段を使ったほうが良くないか?と考えるきっかけになりました。完済までの約6年間、310万の利息を払うってことは派遣社員の平均年収くらいの利息を払うことになります。ならばいっそ個人再生をして楽になった方がよいのでは?となった訳です。
自力返済と個人再生のデメリットを比較する
ここまで完済期間と利息金額を算出することができたので、何とか自力で完済したいという感情だけではなく、頭でも理解できてきたので自力返済と個人再生のデメリットを振り返ってみることにしました。
自力返済と個人再生のデメリット
自力返済(左)/個人再生(右)
双方のデメリットを上げて感じたことを僕なりに単純にまとめたときに感じたのは・・
- 社会的信用は失うけど3年で貯金1000万円にした36歳
- 無茶苦茶働いて、36歳で借金ゼロ、貯金ゼロ、頭皮薄くなってる
ならどっちをとる?って考えるようになりました。社会的信用を無くした場合に困ることはローンが組めないことだけど、現金を持っていれば解決する話だと思いだったら社会的信用を失って回復するまでの期間に圧倒的な資産・貯金を作ってしまえばローンが組めないことに対するデメリットを感じなくなる!
と考えるようになり、利息ゼロにしたころで借金750万円の返済期間が長期化するので”個人再生"を選択した形になります。
【保存版】ちちろーの個人再生まとめ! 弁護士依頼・家計簿・再生委員との面談・認可/不認可まで - 個人再生~借金700万円越えからの復活計画。
個人再生にかかった総額費用と期間
- 弁護士費用:423,000円
- 着手金:200,000円
- 個人再生委員の弁護士費用:150,000円
- 返金:32,000円
合計:741,000円
2020年7月に個人再生の認可を受けて2019年10月から弁護士さんへの支払などを含めてすべての金額です。恐らくこれは高く取られていると思います。とはいえ、借金750万円を75万円支払って150万円まで減らしたと考えるなら安いと僕は思っています。どうして高い金額を払って依頼する形になったのか?というと僕が無知だったからです。
そのため個人再生をすることを決めたのが2019年9月、そして個人再生の申立を裁判所に提出したのが5ヶ月後の2020年2月、そこから6ヶ月後の2020年8月が個人再生認可となりました。なので弁護士に依頼から個人再生認可の確定までの期間は約1年となりました。どうしてここまで長引いたのか?それは僕が弁護士選びを間違えてしまったことに理由です。
期間が長引いた理由(弁護士選び)
僕は保険の営業マンからの紹介された弁護士さんと出会わなければ”個人再生”をする選択することはなかっただろうから本当に感謝してます。ただ弁護士選びだけは本音をいうと”失敗”したと思っています。担当してくれた弁護士さんはとてもフランクで質問しやすいからよかったのですが、、、
個人再生のルールが県ごとに多少の違いがある
債務整理・個人再生を得意とする弁護士じゃない
当時の僕は個人再生という選択があることに救われた気持ちになっていたけど、僕が東京・弁護士さんの活動が千葉県という県外になってしまうことでこのようなことが発生しました。そして友達の紹介ということで断りにくいと個人的に感じたことにより弁護士さんに依頼してから個人再生手続きを進めるまでの準備期間が約半年かかってしまいました。
弁護士さんにお世話になる機会がないので分からなかったけど、離婚問題などで慰謝料をいくら取れるのか?みたいな弁護士さんの力量が試される場合は別として法的な手続きをちゃんとこなせば認可される手続きが”個人再生や任意整理・自己破産”である場合、同じ案件を何度も経験した弁護士さんに依頼することが一番大事なことであることを学びました。(借金踏み倒してたり・弁護士さんが依頼後に断ったなど特殊事情は除きます)
なので弁護士選びが最初にして大事な作業になるので無料相談などを活用して相見積もりを取ったり、コミュニケーションが取りやすい弁護士さんを選べるのが一番大事です!
個人再生をして1年で250万円の貯金達成!
その後、2020年7月に個人再生の認可を受け、借金750万円から1/5に圧縮された150万円を2023年8月までに完済することで残りの借金が免除される形になりました。今まで延滞だけはしなかったこともあり、個人再生で返済する金額が減ったことで毎月10万円以上貯金が出来るようになったこと、そして副業収入が順調に伸びたこともあって年間貯金250万円も貯めることができました。
個人再生という負い目を背負ったなら今までの自分のこだわりをすべて捨てて借金体質から貯金体質に変えるために節約や倹約を行ったことで達成ができました。借金をした人が復活したときの貯蓄率は爆発的な伸びをするので借金体質の人ほど、株式投資でよく言われている”入金力”をぶっ壊れた数値まで持っていけると思います!
【貯金・節約】2021年の4ヶ月家計簿振り返り!~実は貯蓄率50%越え!~ - 個人再生~借金700万円越えからの復活計画。
まとめ
- 借金720万円完済は約6年
- 完済金額は利息込みで1000万円
- 自力返済と個人再生のデメリットを比較する
- 3年で150万円返済して貯金1000万円にするために個人再生を選択
借金返済に追われているとお金の計算はするけど、実際に完済までにかかる時間や利息を含めた金額まで計算する気持ちの余裕はありません。でも一度足を止めてちゃんと計算したときにその返済期間が自分の望む結果になるのか?を考えることをオススメします。
計算する前は”副業で月50万円稼げOKだ!”みたいに単純に考えていましたが、ちゃんと計算をすると真面目に完済をしても”その後の人生が幸せなのか?”ってとても疑問に思うことが僕にとって個人再生を踏み切るきっかけになりました。
このブログで計算してみて法的手段を取るよりも自力返済のほうが良いな!って人は借金300万円で自力返済する方法を考えてみた記事を読んでもらえたら嬉しいです!
個人再生して思うこと~借金300万円なら自力返済できる!~ - 個人再生~借金700万円越えからの復活計画。
僕の経験則では借金300万円までなら自力返済のほうが良くて、それ以上は法的手段を使うことが一番よいと思っていますが、少しでも借金悩んでいる人が前進できるきっかけになれたら嬉しいです!
今日も記事をお読みいただきありがとうございました!